『9月2日の県の会議で今年度の県新人体育大会兼県民スポーツ大会は中止となりました。また、それにより地区の予選会も中止となります。
代替の大会については、実施の有無も含めて今後慎重に検討し、後日連絡させていただきます。なお、駅伝については、関東、全国が現時点
で予定しているので、地区大会、県大会も今のところ実施予定です。』(※9/3に連絡メールで連絡済み)
以上のことを、子供達にも、給食の時間、校長から連絡させてもらいました。これは子供にとって、本当に辛い結論だったと思います。突然、
目指してきた目標を取り上げられ、放心状態で、茫然自失となったことでしょう。私自身、昨日聞いた時は、力が抜けて、しばらく何もする気
が起きませんでした。何より、頑張る子供達を応援することが大好きな私にとって、退職の年、今の校長という立場で、今年が、この新人戦が、
子供達を応援できる最後の年だったからです。もちろん、子供達は、そんな私以上に、ショックだったと思います。この日のために、暑い夏、
汗びっしょになり、真っ黒になって、県大会出場を目指して、頑張ってきたわけですから。この大会にかける思いが強ければ強いほど、受ける
ショックは大きかったことでしょう。
でも、そんな子供達に、校長はこんな話をしました。中止という事実を話した後、「すぐに、気持ちを切り替えるのは難しいかもしれない。
でも、今までの努力が無駄になるわけではない。みんなにはまだチャンスがある。来年の春、この悔しさを晴らせると信じて、モチベーション
を切らさないで欲しい。来年の春まで、気持ちを切らさずに、前を向いて努力ができたチームに勝利の女神は微笑んでくれるはず。それは1年
延長されて、開催されるかどうかも直前まで分からなかったオリンピアンやパラリンピアンの今の偉業を見ればわかるだろう。」こんな、話を
しました。そして、「私は、来年、校長からただのおじさんになって、君達の応援に駆けつけたい。」そんな話をしました。
このピンチをチャンスととらえて欲しい。『試練は乗り越えられる者のみに与えられる。』校長先生の好きな言葉です。