給食作文の紹介

給食週間の取組として行った生徒作文を紹介します。今回は「給食に感謝の気持ちをこめて」のタイトルで1年生の斎藤くんです。
『去年の4月12日、月曜日、ぼくは、入学後中学校で初めての給食を体験した。料理が教室の前までワゴン届けられていた小学校とは違い、中学校では、給食当番が配膳室まで料理を取りに行き、自分達で運んでくる。食べるときにはエプロンをしない。早いもの順ではなく、班ごとの順で決められたおかわりの掟を守る等々・・・・。中学校独自の自立したやり方に、ちょっぴり「大人」を感じたものだ。そして何よりも楽しみだった料理の味は・・・。ドキドキしながら小学校の時より一回り大きくなった食器に盛られた麻婆豆腐を一口食べてみた。
「おっ、ピリ辛・・・。うまい、大人の味!」低学年の子どもでも食べられるよう、マイルドな味つけだった小学校の時のものより、ずっとおいしかった。準備の仕方、量、味ともにレベルアップした給食に、中学生になった喜びと自覚を感じた初日だった。
これ以来、給食は、学校での大きな楽しみの1つとなった。毎日、早朝の部活の朝練から始まる中学校生活では、とにかくお腹がすいて、四時間目の授業では、集中力も低下してくる。給食が待ち遠しくて、チラチラと時計を見る。でも、そんな時に限って、「この時計、壊れとるんとちがうか?」と思うくらい針は動かないものだ。そんな四時間目を何とかやり過ごして食べる給食は、本当においしい。一口食べると、心も体も温まり、全身にパワーがみなぎってきて、思わず笑顔になる。給食を食べながらの会話は楽しく、友達との絆もぐんと強くなる気がする。この給食のおかげで、午後からのハードな授業や部活も、パワー全開でがんばれるのだ。
さて、上中の給食はおいしいだけでなない。地元のとれたての、新鮮な野菜をたくさん使った、地産地消型の栄養抜群のおかずを出すことで、郷土に対する愛着や誇りを自然に育んでくれる。更に、七夕や節分、ひな祭りなどに出される、四季折々の行事食では、日本の文化に対する理解も深めてくれる。日本各地の郷土料理では、まだ見ぬ土地への親しみや、興味もかきたててくれる。
このようなすばらしい給食が食べられるのは、中学校の三年間だけだ。栄養士の先生、調理員の方々、食材を納入して下さる方々、食材として命をくれた動植物たち、すべてに心から感謝しながら、一日一日、給食を大切に味わっていきたい。』